肚ヨガが目指すもの

育て中にヨガに出会い、わたしなりに練習を積んできました。自然な流れで人間の身体のことを改めて学び直すことになり(というより、今まで身体について何一つ知らなかったことを知るのですが)その造形の不思議さ、奇跡のような構造に驚き続けています。

に影響を受けたのは、人間の赤ちゃんは、生命の発生から続く進化の過程を丁寧に母親の胎内で辿っていると看破した「内臓と心」日本人に宿る身体性を追求しつづけている内田樹先生。医学的というより、感覚的、科学的なからだの見方がしっくりきていて偏りがあるのは否めませんが・・・そうして見えてきたのは、わたしたちは常に強い刺激を好む脳みそと、ゆっくり時間をかけて変化したい身体、相反する質を生まれながらに持っているということです。故に思っていることとやっていることがバラバラ、とかやれてしまうのです。強い感情を抱いているのにうまく表現できなかったり、逆に必要以上に爆発させてしまったり。脳が目覚ましく発達を遂げたことで自我が育ちましたが、常に不安に怯え、苦しみも減らず・・・持て余した古代のインド人は「ヴェーダ」という聖典を数多く書きました。どうすれば私たちは幸せに生きられるのか。生きるとは何か。なぜ生きるのか。哲学の発生です。いつも何かに怯え不安で、苦しむことも好きなどうにかした方が人は心静かに、は生き抜くのに必死ニンゲンて、不器用だね。ニンゲンて、頭はいいのかもしれないけれどなんだか切ないね。そんな風に生きてきたんだと思います、今までは。そしてこれからはもう少し成熟に向かっていくんだとわたしは思います。その流れにヨガはやっぱりとても良さそうです。ヨガには実に長い歴史があります。こんなにも長く人々に愛されてきているのには何かあると見るのは自然でしょう。それは第一に「ヨガとはこういうものである!」という確固たるものがあってないような、時代に応じて変幻自在に姿形を変えてきたからなんだと思います。もちろん大切なものはちゃんとあるし伝えます。わたしも日々の練習で気づくこと、感じることが変わるので、それが伝える言葉にも反映されてます。身体がほぐれると呼吸も自然と深くなり、氣持ちにゆとりが生まれます。ゆとりを持ってご自身を眺めると真ん中に確たる軸を感じられ、安心と自信が生まれます。
そんな人が発するオーラは周りにいい”氣”を発するので人が寄ってくるし、来た方たちも何だか幸せな氣持ちになってゆとりが生まれていきます。
それは言葉だけじゃなく、態度、仕草、背中からも伝わります。
それを肚繋がり、と言うとして、どんどん広がっていったらいいな、と思っています。
オギャーッという誕生から、成長、成熟、そしてバトンタッチへと向かう人生のダイナミクスを共に喜び分かち合う、そんな宇宙大家族を作っていきたいと思っています。

出張肚ヨガ。

心身一如、真底楽笑。
氣沈丹田、無意味本氣。

からだとこころは切っても切れないと知る。それは楽しく愉快な真実である。
氣を丹田(肚)に沈め、(一見)無意味なことに本氣で取り組むと決意する。一見無意味なこととは、例えばヨガのアサナです。できなくても日常何ら困らない面白いポーズがヨガにはたくさんあります。でも、やる。やれるようになるまで練習する。これはヨガに限らず何にでも当てはまりますね。要は大人になっても本氣で遊ぶってことです。大好きなことをやり続けるってことです。これが肚ヨガの標語です。

日々肚ヨガに参加し、稽古を積んだ者達が世界中どこへでも出張、現代を清々しく生き抜くためのヨガをお伝えしています。

マタニティさん、産後ママ&ベビー、幼保小中高生の子どもたち、お仕事・スポーツのチームやデイサービスの人生の先輩方。
肚ヨガを通して身体の今を知り、アップデートしていくことのみならず、ヨガ哲学を通した視点を学び、心の大掃除をしたり、お互いの人生のダイナミクスを笑顔で味わっていきましょう。お日にち、時間を相談ください。